車載液晶パネルの異形・矩形切断に適した切断ライン
複数カッターにて生産性をアップ
シライテックは車載液晶基板の異形・矩形切断に適した切断ラインを発表しました。
この切断ラインは、これからの車載においてデザイン性のある液晶パネルを無反転切断方式にてA面、B面ともに自動で切断を行います。
投入した液晶パネルは上部から吊り下げたテーブルに受け渡しB面から複数カッターにて切断を行い、次に下部にあるテーブルにパネルを受け渡して複数ローラーにて前工程でのB面切断箇所の完全浸透を促します。続いて別の下部テーブルに液晶パネルを受け渡してA面を複数カッターにて切断を行います。
従来の反転切断方式ではA面を切断した後に液晶パネルを反転してB面であった面をA面にして切断を行っています。無反転切断方式では液晶パネルの反転動作をなくしてA面の切断後に反転する動作中に発生する切断箇所のガジリを低減します。
そして最後にA面を分断する機能も有しており矩形のチップサイズにて払い出しを行います。
途中にローラーでの分断を入れることによりB面切断箇所が完全浸透しているのでパネル払い出し後の手割り分断が容易になりガジリやチッピングが少なくなります。
投入パネルサイズはMIN 700 x 100 〜 MAX 1300 x 780、払出チップサイズはMIN 100 x 60 〜 MAX 1300 x 450 まで対応し、基板厚みは 0.1t x 2 〜 0.7t x 2 まで対応しています。基板パターンは複板、単板ともに異形・矩形切断に対応しています。
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